投稿日:2009/02/17 本末転倒な話。 「個人情報保護法により、写真・ビデオの撮影等ご遠慮ください」
特別警戒されている場所の話ではない。 中学校の卒業式だ。
「流用される可能性があり、その場合、学校側は責任を持てない」
とのことだが、はたしてそこまで先回りする必要はあるのだろうか? もちろん、不遜なことをたくらむ輩もいるかもしれない。 しかし、その「可能性がある」というだけで禁止というのはどうだろう。 芽は早めに摘み取ったほうがいいが、発生するかどうかもわからないものにここまで神経をとがらせる必要はあるんだろうか。
最近、その傾向が著しい。
「クレームでるまえに、なんとかしちゃおう」
クレームが出ないように万端の体制を整えることは必要だ。 しかし、「文句言われたらヤだから、でそうなことはやめておこう」という後ろ向きな姿勢。 これでは退化するばかりだよ。
今回のことを、単純に「個人情報」観点からみるだけのも、どうかと思う。 「子供の成長を記録に残したい」という親の気持ちもわからないでもない。
が、最近はやりすぎだよ。
どこでもなんでもかんでもカメラをかまえ、「写す」ことが大前提となっている。 大学の入学式なんかでも、家族・親戚総出でやってくることもあるらしい。 そのため、家族席は席数限定・・・ なんか、おかしくないかい?
うつくしい思い出はデジタルの中でなく、心の中に積もっていくものなんだ。 いま目の前にある、その瞬間しかないキラメキを、なぜ自分の目で焼き付けようと しないんだ。
人は、本当に美しいものに触れ心が動かされた時、身動きなんてできやしない。 呼吸することもわすれるくらい、ただただボーっとみつめてしまうものなんだ。
だからこそ、尊い。うつくしい。 私は、そう思いますよ。
大切な瞬間、心にとどめたい風景は、ぜひとも自分の目に焼き付けてください。
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